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救援物資&泣いた赤鬼

北海道から救援物資が届きました。
オホーツクの牧場でつくられた「おいしい生乳アイスクリーム」詰め合わせです。とても一人では食べきれません・・・って、みんなで食べてねって言ってたなぁ。
https://www.5012.jp/shop/nordic-farm/
心に留めていただいてありがとうございます。

お礼に(何の脈絡もありませんが)何となく記憶にある童話を

泣いた赤鬼
山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。
赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に「こころのやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」と立て札を立てました。
けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。
赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。
そこへ、友達の青鬼が訪ねてきました。
青鬼はわけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。
青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。そうすれば、人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。しかし、それでは青鬼にすまない、としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って、村に出かけて行きました。
計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところに遊びにくるようになりました。毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけてきました。こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼は、とても喜びました。しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。
ある日、赤鬼は青鬼の家を訪ねてみました。青鬼の家は、戸が固く閉まっていました。ふと気づくと戸のわきに手紙がありました。そして、それには、何か文字が書かれていました。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは旅に出ることにしました。いつまでも君を忘れません。さようなら。体を大切にしてください。どこまでも君の友達の青鬼。」
赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。
しくしくと、なみだを流して泣きました。
おしまい。

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