行政に頼りすぎないムラ「柳谷」
鹿児島県鹿屋市串良町にある「柳谷(やねだん)集落・人口300人あまり」
集落なれど、減税男は、あえて「ムラ」と表記した。
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れっきとした「鹿屋市」という自治体にある集落である。
努力と工夫をし、住民総出で財源を確保し「収益」までをあげている。
各地からの視察団も多く、カンボジアからも視察に訪れているそうである。
主力商品は休耕田を利用した焼酎、土着菌をつかった有機肥料。
有機肥料づくりには家畜糞尿の悪臭防止と生ゴミ搬出ゼロという効果もある。
もちろん、自分たちで出来ることは自分たちで資材の調達から工事まで。
「役所に陳情⇒業者に発注」ではない。
それどころか、12,000円をばらまいた政府より遥か先に、各世帯に10,000円を配当している。
もちろん、ここまでの地域づくりは並大抵の苦労ではなかったと思う。
『自治』とは、こういうことなのだ。
権限が住民から遠ざかっていく程、役所のムダはチェックできなくなる。
政府に踊らされた「平成の大合併」で、なにが解決したのだろう?