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タクシー初乗り710円也

東京都内は12月3日からタクシーの初乗りが50円値上げになって710円。
売上げから運転手の取り分は60%で会社は40%らしい。
ということは、この値上げによる運転手の取り分は単純に30円。
1日あたり30回乗せて900円。
一ヶ月の勤務が12日だから10,800円の増収って?

厚生労働省の資料によるとタクシー運転手の平均年収は
1996年の450万円
2006年の329万円
と激減している。

なのに台数は増えているということは就業者が増えているということ。
1996年都内タクシーの登録台数は30,722台
2006年都内タクシーの登録台数は35,879台

たまに減税男も乗ることがある。
「運転手になりたかった!」と眼を輝かせる運転手には会ったことがない。
「登録台数が増えたから収入が減った」と嘆く古参運転手もいるが本質をとらえていないと思う。
タクシーの運転手の待遇改善のための値上げ?
価格が上がれば消費は減ります。
国土交通省所管のビジネスです。
中途半端な規制緩和はこんなことになります。

一方、登録台数は少ないがMKタクシーは値上げをしないのだそうだ。
がんばれ、MK!

完全に自由化してしまえば市場原理が働くのではないだろうか?
タクシーの料金にまで政府が関与するべきでない。
商売は商売人に任せておけば良いのだ。

おっと!
「価格が上がれば消費は減ります」は税金も同じこと。
アホな政府に任せておくとこんなことになります。

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