葬り去った環境税
埼玉県知事の上田清司氏は環境税の創設を否定した。
以下のように、選挙公約した。
「既に埼玉県は自動車税を貰っている。一台あたり500円を環境再生に振り向ける」
担当部局の県職員たちが御用諮問委員会をつくり、一生懸命に根回しもした。
当時想定された額は県民一人当たり500円/年。
だれもが気にするような額ではないが、700万人の県民が納める税額は35億円にもなる。しかも、一度創設された税は既得権益となり、3代後の知事の頃には10,000円/年にもなるだろう。
ガソリン税が良い例である。
税というものは、こういうものなのだ!
カリフォルニア州知事のシュワルツネガー氏は以下のように演説した。
「かつて増税をして成功した者はいない。これからもいない。歳入に問題があるのではなく、歳出に問題があるのだ」