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夕張市職員の給料は手取りが130,000円程度

今朝、中部地方の某県某市、JTR会員から電話をいただいた。
某県某市とした理由は、その地方の人がこんな考えなのかと変に誤解され蔑まれるのを避けるため。あくまでも特殊な人だと思いたい。

内容は市内の知り合いとの会話のこと。
「自治体破綻した夕張市はすでに政府によって救済され普通に過ごしているのでしょ?
という認識レベルでした」とのこと。
減税男はこういう話しを聞くと悲しくなってしまう。

3ヶ月くらい前の週間プレイボーイに掲載されていた「破綻後の夕張市」についての記事を読んだ。
悲惨なものだった。
職員の大半は、まんまと退職金を手にして転職。
残された30代の職員のインタビューを鮮明に覚えている。
「残業は毎日、午後8時を廻ります。くたくたに疲れ果てて帰宅し、子供や妻に笑顔をみせられません。給料は手取りが130,000円程度なので生活ができません。しかし、私は夕張市を愛しているので残ったんです」といった内容だった。
また転居できた市民は良いとして、残る以外に選択の余地がない人達は更に悲惨なことになっている。
しかし、残された市民はがんばっているのだ。

自主性のない無関心な投票によって選挙され、節度のない首長や議会によって決定がなされる。
保身しか考えない公務員の「お役所」体質によって、事実の隠蔽や情報操作が行われる。
さらに「自らの政治的利益」のため、「事なかれ主義」のために首長や議員は看過する。
市民不在の行政運営なのに市民は思考停止している。
そもそも、お役所というところは何も生産していない。
誰かから搾取して、誰かに配るのが仕事である。
しかも、まず最初に自分たちの取り分を盗ってからである。
彼らが使っている金は「私たちの金」なのである。
無駄遣いの止まらない体質の政府や自治体は、しっかりと監視する必要があるのだ。

もっとも、電話の主である某氏は誇り高きJTR会員なので、しっかりとその「市内の知り合い」さんに説教をしたらしい。

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